新型コロナ流行状況と感染症外来について
先日愛知県から新型コロナウィルス感染症第10波との発表がなされたのは
ご存じの方も多いかと思われます。
当院での感染症外来での診断人数を考えると、波というよりも持続して
インフルエンザと並んで感染者が発生している印象です。
限られた人数での診療範囲ではありますが、若年から高齢の方まで感染は広がっており、
特にワクチンを接種した方では、熱もない軽症の方がよく見受けられます。
逆に若年ではインフルエンザのように高熱であったり、パンデミック初期のような
強い症状をきたす方もみえます。
感染経路は調査のない現状では家庭内や明らかなかぜ症状のある人との接触以外は
不明であることがほとんどです。経路のはっきりしない患者さんが多く、推察するに
症状のない、もしくは非常に軽微な症状の方が感染源となって市中で広がっている
ことが考えられます。今一度、感染対策についてご検討ください。
朝起きた時から喉が少しひりひりする、少し鼻水が出る。でも発熱はない、
という患者さんがコロナだったという事例が続いております。
5類とはなりましたが、変わらず免疫力の低下した状態では重症化する可能性が高い
感染症です。当院でも厳重に、感染を広げないため通常の診察の患者さんと
感染症外来受診の患者さんを時間帯・エリアを分けて対策しております。
おかかりの際は、熱に限らず体調に変化があれば、お電話か入り口のインターホンで
受付へお知らせください。